自己紹介文

T先生、お元気ですか。「先生」と呼ぶのも、何か実は抵抗があります。先生と初めて会ったとき、先生は今の私よりもずっと年下でしたから。今なら「Tくん」とでも呼びたくなるくらいです。いえ、専門分野では当時も今も、先生の方がずっと博識であることは言うまでもありません。しかし、当時の先生より年を取ってみて、やっとわかったのですが、当時の先生は若造でした。重要なことがいくつかわかっていない、単なる若造でした。能力も家柄も性格も、その年齢にしてみれば、先生はすばらしい人でした。それでも、今の私から見れば、人間としてはまったく物足りない。もしかすると、そういう比較をすること自体、意味のないことかもしれませんが、私にとって先生は今もそのような存在のままなのです。(続く)

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